白金高輪の歯医者伊皿子おおね歯科医院。白金高輪駅、泉岳寺駅徒歩5分

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口唇圧の弱さが引き起こす「口呼吸」の連鎖 ― お口の筋力と正しい呼吸の関係

はじめに

「いつも口が開いている」「口呼吸をしている」――そんなお子さんの姿を見たことはありませんか?
このような状態の背景には、口唇圧(こうしんあつ)=唇を閉じる力の弱さ が関係していることがあります。口唇圧が低下すると、自然と口が開き、呼吸の仕方や歯並び、顔の発育にまで影響が及ぶことがあります。
本コラムでは、口唇圧の重要性と、口呼吸との関係、そして改善のための歯科的アプローチについて解説します。

口唇圧とは?

口唇圧とは、上下の唇を閉じるための筋肉(口輪筋)の力のことです。
この筋力は、哺乳期からの吸啜(きゅうてつ)運動や咀嚼、発音などを通じて発達していきます。

口唇圧が弱いと起こること

•唇が常に開いている(口唇閉鎖不全)
•口呼吸が習慣化する
•食べ物をこぼしやすい
•発音が不明瞭になる
•顔の筋肉がたるみやすくなる

「口呼吸」の悪循環

口唇圧が弱くなると、口を閉じておくのが難しくなり、自然と口呼吸が習慣化します。
一見、軽い癖のように見えますが、口呼吸はお口や全身にさまざまな悪影響をもたらします。

口呼吸によるリスク

口腔乾燥:唾液が蒸発しやすく、虫歯・歯周病のリスクが上昇
歯並びの乱れ:舌や頬の力のバランスが崩れ、出っ歯・開咬などを引き起こす
感染症リスクの上昇:鼻のフィルター機能が使えず、ウイルスが直接喉へ侵入
集中力・睡眠の質の低下:浅い呼吸になり、酸素の取り込みが減少

口唇圧の発達と成長期の影響

口唇圧は、乳児期から学童期にかけて発達します。
離乳期に適切な咀嚼訓練が行われなかったり、やわらかい食事が中心になると、口唇や舌の筋肉が十分に使われず、発達が遅れてしまうことがあります。
特に、

•長期間の指しゃぶり
•頬杖
•舌突出癖

といった「口腔習癖」があると、口唇圧の低下を助長します。

歯並び・顔貌への影響

口唇圧が低下し、口呼吸が続くと、骨格的な変化にもつながります。

よく見られる特徴

•上顎前突(出っ歯)
•開咬(前歯が閉じない)
•下顎の後退(口元が前に出て見える)
•顔が縦に長くなる(ロングフェイス)

これらは成長期に形成されるため、早期の対応がとても大切です。

改善と予防のために

ご家庭でできること

•よく噛む習慣をつける(硬めの食材・小さめの一口)
•姿勢を正して食べる
•鼻づまりの改善(耳鼻科との連携)
•口を閉じる意識を促す声かけ

歯科医院でのアプローチ

MFT(口腔筋機能療法):口輪筋や舌の筋肉を鍛えるトレーニングを実施
口唇圧の測定:専用機器で客観的に評価し、経過を確認
歯列矯正:噛み合わせや顎の発育をサポート
姿勢・呼吸指導:全身のバランスも含めてトレーニング

当院での取り組み

伊皿子おおね歯科医院では、お子さまの発達段階に合わせた口腔機能評価を行っています。
定期検診時に「スマイルキッズプログラム」を通じて、口唇圧・舌の動き・歯並びなどをチェックし、必要に応じてMFT(口腔筋機能療法)を取り入れています。
また、矯正を専門的に行う女医が在籍しているため、成長期における歯並びや呼吸の問題にも専門的な視点から対応が可能です。

「りっぷるくん」を導入しました

当院では、お子様からご年配の方まで、安全・簡単に口唇閉鎖力(唇を閉じる力)を測定できる装置「りっぷるくん」を導入いたしました。
詳細に関しましては、小児歯科のページをご確認ください。

よくある質問(Q&A)

Q1.口唇圧は自然に強くなりますか?

日常生活で適切な食習慣や姿勢が保たれていれば発達しますが、低下している場合はMFTなどの訓練が必要です。

Q2.口呼吸はすぐに治せますか?

原因が鼻づまりや歯並びの場合は、それぞれの治療を並行して行う必要があります。

Q3.家でできるトレーニングはありますか?

ストローを使った吸い込み練習や、唇を閉じて息を止める練習など、簡単なMFTを家庭でも実践できます。

まとめ

口唇圧の低下は、単に「口が開いているだけ」ではなく、呼吸・発音・歯並び・顔の成長 すべてに関わる問題です。
小さなうちから正しい呼吸とお口の筋力を整えることが、将来の健康な歯並びと美しい口元を育てる第一歩です。
気になる症状があれば、早めに歯科医院で相談してみましょう。

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