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子どもの前歯が白い…これって虫歯? ― 早期脱灰(乳歯の白濁)に注意

はじめに

子どもの歯を見て、「前歯が白く濁って見える」「虫歯ではなさそうだけれど気になる」と感じたことはありませんか?
このような状態は早期脱灰(そうきだっかい)と呼ばれ、虫歯の一歩手前のサインです。放置すると本格的な虫歯へ進行する可能性があるため、早期発見と予防がとても大切です。

早期脱灰(乳歯の白濁)とは?

早期脱灰とは、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンが溶け出し、白く濁ったように見える状態のことです。

•「ホワイトスポット」とも呼ばれる
•初期虫歯のサイン
•前歯の歯ぐき近くに出やすい

この段階では穴は開いていないため、適切なケアで回復できる可能性があります。

白濁が起こる原因

乳歯に白濁が現れる背景には、いくつかの要因があります。

•歯みがき不足でプラークが付着する
•甘い飲み物や間食が多い(ダラダラ食べ)
•夜間の授乳や哺乳瓶使用が続く
•フッ素不足で歯の再石灰化が十分に行われない

とくに夜間授乳は唾液の分泌が減るため、虫歯菌が活動しやすくなり要注意です。

早期脱灰と虫歯の違い

「白濁=虫歯」ではありませんが、放置すると虫歯に進行します。状態ごとの違いは次の通りです。

早期脱灰:歯が白く濁って見える。痛みはない。ケア次第で回復可能。
初期虫歯:白から茶色・黒に変色。軽いしみる症状。歯科で予防処置が必要。
進行した虫歯:穴が開いたり歯が欠けたりする。痛みや腫れが出て治療必須。

ご家庭で気づけるサイン

次のような状態を見つけたら、早めに歯科で相談しましょう。

•歯が「白くマット」な感じになっている
•歯ぐき近くに白い帯のような模様がある
•歯の透明感がなくなった
•食べるのを嫌がる、機嫌が悪いことがある

歯科医院での対応

歯科医院では、早期脱灰の段階で以下のような予防処置を行います。

•フッ素塗布でエナメル質を強化する
•ブラッシング指導で仕上げ磨きの方法を伝える
•シーラントで奥歯の溝を保護する
•食習慣の改善アドバイス

定期的なチェックにより、虫歯への進行を防ぐことができます。

ご家庭でできる予防法

日常生活の中でできる工夫も大切です。

•毎日の仕上げ磨きを保護者が行う
•夜間授乳後はガーゼで歯を拭く
•甘い飲み物は控え、時間を決めて与える
•フッ素入り歯みがき剤を使用する
•定期検診を受ける

当院での取り組み

伊皿子おおね歯科医院では、スマイルキッズプログラムを通じて乳歯の生え始めから永久歯への交換期までを丁寧にサポートしています。
矯正を専門的に行う女医も在籍しており、歯並びや咬合を含めた総合的な管理が可能です。

まとめ

「子どもの歯が白く濁っている」場合、それは虫歯の入口である 早期脱灰 のサインかもしれません。
ご家庭でのケアと歯科医院での予防処置を組み合わせることで、大切な乳歯を守ることができます。
少しでも気になる変化があれば、ぜひ早めにご相談ください。

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