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萌出性歯肉炎とは? ― 永久歯が生える時期に見られる歯ぐきの炎症

はじめに

「子どもの歯ぐきが腫れている」「歯が生えかけのところが赤くなって痛そう」――そんなとき、もしかするとそれは萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)かもしれません。
萌出性歯肉炎は、永久歯が生えるタイミングで起こる一時的な歯ぐきの炎症です。子どもの成長期によく見られる症状ですが、放置すると痛みや腫れが強くなり、歯磨きが難しくなって虫歯や歯周病につながることもあります。
今回は、萌出性歯肉炎の原因や症状、家庭での対処法、歯科医院での治療について詳しく解説します。

萌出性歯肉炎とは?

萌出性歯肉炎とは、歯が生えてくる際に歯ぐきの周囲で炎症が起きる状態をいいます。
特に、6歳前後に生えてくる「第一大臼歯(6歳臼歯)」や、前歯・犬歯・第二大臼歯が萌出する時期に多く見られます。

主な症状

•歯ぐきが赤く腫れる
•触れると痛む
•歯磨きのときに出血する
•一部の歯ぐきが盛り上がっている
•口臭が出ることがある

これらの症状は、歯の一部がまだ歯ぐきに覆われている段階で起こりやすく、汚れが溜まりやすい環境が原因となります。

萌出性歯肉炎が起こる原因

1. 歯ぐきの清掃不良

生えかけの歯の周囲は、歯ブラシが届きにくく、プラーク(歯垢)が溜まりやすい場所です。細菌が繁殖して炎症を起こします。

2. 萌出スペースの狭さ

歯の生えるスペースが狭いと、歯ぐきが押し広げられて腫れやすくなり、炎症が長引くことがあります。

3. 噛み合わせの刺激

生えかけの歯が一部だけ当たると、歯ぐきが傷つき、痛みや炎症の原因になることがあります。

4. 口呼吸・口腔乾燥

口呼吸の習慣があると、歯ぐきが乾燥して炎症を起こしやすくなります。特に口唇閉鎖不全があるお子さんでは注意が必要です。

放置してはいけない理由

萌出性歯肉炎は自然に治ることもありますが、放置はおすすめできません

•炎症が強くなり、歯ぐきが化膿する(膿瘍形成)
•歯磨きができず、虫歯のリスクが上昇
•永久歯の萌出が遅れる
•口臭や不快感が続く

炎症を抑えながら、正しいケアで清潔な環境を保つことが重要です。

ご家庭でのケア方法

1.やさしく丁寧に歯磨きをする

腫れている部分は痛みがあるため、やわらかめの歯ブラシで優しく磨きましょう。歯ぐきと歯の境目を意識して、短いストロークで動かします。

2.うがいを活用

抗菌性のあるうがい薬や、ぬるま湯でのうがいを取り入れると、炎症の悪化を防げます。

3.食生活の工夫

刺激の強い食べ物(熱い・辛い・酸っぱいなど)は避け、歯ぐきを刺激しない食事を心がけましょう。

4.観察を続ける

腫れや痛みが長引く場合や、膿が出てきた場合はすぐに歯科を受診してください。

歯科医院での治療

1.プラーク・歯石の除去

専用器具で生えかけの歯の周囲を清掃し、炎症の原因を取り除きます。

2.消毒・洗浄

抗菌性の薬液で歯ぐきを洗浄し、炎症を抑えます。

3.レーザー治療

痛みや出血を抑えながら、炎症組織を除去することができます。近年では小児歯科でも導入が進んでいます。

4.ホームケア指導

歯磨きの方法や、口腔環境を整えるためのアドバイスを行います。

当院での取り組み

伊皿子おおね歯科医院では、お子さまの歯の生え変わり時期に合わせて、スマイルキッズプログラムを通じた定期的なチェックと指導を行っています。
萌出期に起こりやすい炎症や歯並びの異常を早期に発見し、矯正を専門的に行う女医が在籍しているため、必要に応じて矯正的観点からの評価も可能です。
また、痛みに配慮した治療やレーザー機器による低侵襲治療にも対応しており、お子さまが安心して通える環境を整えています。

よくある質問(Q&A)

Q1. 萌出性歯肉炎は自然に治りますか?

軽度であれば自然に治まることもありますが、プラークが残ると長引くことがあります。早めの受診がおすすめです。

Q2. 痛みが強いときはどうすればいいですか?

冷たいタオルで軽く冷やす、刺激物を避けるなどで一時的に和らげられますが、歯科医院での消炎処置が確実です。

Q3. 永久歯の生えるスピードには個人差がありますか?

はい。成長や体質によって異なります。左右で時期がずれることもあるため、焦らず観察しましょう。

2026年3月12日追記:よくある質問(Q&A)

Q4. 萌出性歯肉炎はどのくらい続きますか?

A. 数日で落ち着くこともあれば、歯が完全に生えきるまで断続的に続くこともあります。
歯が歯ぐきを突き破りながら出てくる期間は、汚れが溜まりやすく炎症が起こりやすい状態です。
痛みや腫れが出たり引いたりを繰り返すことも珍しくありませんが、長期間続く場合は清掃状態や噛み合わせの確認が必要です。

Q5. 歯ぐきから膿のようなものが出てきました。大丈夫ですか?

A. 早めの受診をおすすめします。
膿が出ている場合、細菌感染が進んでいる可能性があります。自然に治るケースもありますが、放置すると腫れや痛みが強くなり、治療が必要になることがあります。歯科医院で洗浄や消毒を行うと改善が早くなります。

Q6. 腫れているところも歯磨きしていいですか?

A. はい、むしろ優しく清掃することが大切です。
痛みがあると避けたくなりますが、磨かないことでプラークが増え、炎症が悪化します。
やわらかい歯ブラシで、力を入れすぎず、短く小刻みに当てる方法がおすすめです。

Q7. 歯が半分だけ見えていて歯ぐきがかぶっています。問題ありますか?

A. 萌出途中ではよくある状態です。
ただし、歯ぐきに覆われている部分は汚れが非常に溜まりやすく、炎症が起きやすい環境です。
清掃が難しい場合は、歯科医院での専門的なクリーニングが有効です。

Q8. 片方は生えているのに、反対側がなかなか生えてきません。

A. 萌出時期には左右差が出ることがあります。
数か月程度の差は珍しくありません。
ただし、長期間まったく動きが見られない場合は、レントゲンなどで位置を確認することもあります。

Q9. 学校や幼稚園を休むほどの症状になりますか?

A. 多くは日常生活に支障が出ない程度ですが、強い痛みや発熱がある場合は受診が必要です。
腫れが強く、食事や会話が難しいほどの痛みがある場合は、無理せず歯科医院での処置を受けましょう。

Q10. 同じ場所で何度も腫れるのはなぜですか?

A. 萌出途中の歯は、炎症が再発しやすい特徴があります。
歯ぐきが完全に下がり、歯ブラシがしっかり届くようになるまでは、汚れが残りやすくなります。
定期的なクリーニングと家庭でのケアの両立が再発防止に重要です。

まとめ

萌出性歯肉炎は、永久歯の生え始めという成長の証でもありながら、同時にトラブルの起きやすい時期でもあります。
歯ぐきの腫れや痛みを見逃さず、早めにケアすることで健康的な歯の萌出をサポートできます。
もし「歯ぐきが腫れている」「歯磨きを嫌がる」といった様子が見られたら、早めに歯科医院へご相談ください。

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