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過剰歯(かじょうし)とは? ― 永久歯の生え方に影響する“余分な歯”の存在

はじめに

「うちの子の永久歯がなかなか生えてこない」「歯並びがおかしい気がする」
そんな相談の背景に、過剰歯(かじょうし)という隠れた原因が存在することがあります。
過剰歯は、本来の本数よりも多く歯が存在する状態を指します。
特に乳歯期から学童期にかけての小児で見つかることが多く、永久歯の生え方を阻害したり、歯並びや噛み合わせに影響するケースもあります。
今回は、小児歯科で重要なテーマである「過剰歯」について詳しく解説します。

過剰歯とは?

過剰歯(Supernumerary Tooth)とは、正常な数以上の“余分な歯”がある状態を指します。
人間の永久歯は本来28本(親知らずを除く)。
しかし、何らかの理由で本来必要のない歯が形成されることがあります。
過剰歯はどこにでも発生しますが、特に多いのは以下の部位です。

•上顎の前歯部(正中歯)
•犬歯付近
•臼歯(奥歯)の周囲

子どもでは、乳歯列の段階でX線撮影を行った際に偶然発見されることもあります。

どうして余分な歯ができるの?

過剰歯の原因は明確には解明されていませんが、以下の要因が考えられています。

①遺伝的要因

家族や兄弟に過剰歯がある場合、発生する可能性が高いとされています。

②歯の形成過程の異常

歯胚(歯の芽)が二つに分かれたり、余分に形成されたりすることが原因と推測されています。

③症候群との関連

骨形成や成長に関わる一部疾患を持つ人に見られる例もありますが、多くは単独で発生するため、必ずしも病気につながるわけではありません。

過剰歯が与える影響

過剰歯が存在していても症状がなく、経過観察で問題ないこともあります。
しかし、位置によってはさまざまなトラブルを引き起こします。

主な影響

1. 永久歯の萌出遅延
過剰歯が前方に陣取ることで、本来生えてくるはずの永久歯の萌出が邪魔されることがあります。
2. 歯並びの乱れ
永久歯が傾いて生えたり、捻じれたり、スペース不足となって歯列不正の原因となることがあります。
3. 歯根への悪影響
過剰歯の位置が悪い場合、隣の歯の根に接触し、吸収や移動を引き起こすことも。

過剰歯が疑われるサイン

保護者の方が気づけるポイントとしては、以下のようなものがあります。

永久歯がなかなか生えてこない

前歯に多い傾向があります。

歯並びが急に乱れてきた

乳歯が抜けた後にスペース不調や傾きが起きた場合は注意。

歯の位置や形が左右非対称

隠れた過剰歯の影響で歯が押されている可能性があります。
少しでも気になる場合は、小児歯科へ相談をおすすめします。

過剰歯の診断方法

過剰歯の存在は、外見から判断できないことも多く、レントゲン検査が必須となります。

主な診断方法

•デンタルX線(部分撮影)
•パノラマX線(顎全体)
•CT撮影(必要に応じ)
位置や形状、永久歯との距離、萌出の影響などを総合的に判断します。

過剰歯の治療方針

治療は過剰歯の位置、永久歯への影響の有無、年代などにより異なります。
大きく分けると以下の2つです:

①経過観察

症状がなければすぐに抜歯せず、歯の萌出状態や歯列変化を定期管理します。

②抜歯(過剰歯の除去)

以下の状況では抜歯が検討されます:

•永久歯の萌出を妨げている
•歯列不正の原因となっている
•歯根など周囲組織を圧迫している
•痛みや感染リスクがある

抜歯時期は慎重に検討します。
永久歯の発育・骨形成・萌出方向などを確認しながら計画的に行います。
特に、正中部(上の前歯の真ん中)にある過剰歯は歯列不正の原因になることが多く、抜歯対応されるケースが比較的多いです。

過剰歯と歯列矯正の関係

過剰歯によって歯列に乱れが生じている場合、矯正治療によって歯並びや噛み合わせを整える必要があります。
伊皿子おおね歯科医院では、矯正を専門的に行う女医による評価のもと、歯列や顎の発達の整合性も合わせて確認します。
過剰歯の抜歯後に、永久歯が正しく生えてくるかどうかを予測し、必要であれば小児矯正を併用することで自然な歯列形成につなげます。

当院でのサポート

当院では、過剰歯の診断だけでなく、その後の歯列発育のフォローも重視しています。

スマイルキッズプログラム

定期検診のたびに、

•歯の生え変わり
•顎の成長バランス
•噛み合わせ
•舌の位置

などを細かくチェック。
永久歯萌出の遅れや歯列不正に早期に気づく体制を整えています。

矯正専門医の女医が常勤

CT解析や模型診査を通じて、
過剰歯による噛み合わせ不調や骨格発育への影響を総合的に評価します。
必要に応じて、

•抜歯のタイミング
•生え変わりのフォロー
•小児矯正の併用
•MFTで口腔筋機能の調整

など、一人ひとりに合わせた治療プランをご提案します。

よくある質問(Q&A)

Q1:過剰歯は自然に消えますか?

基本的に自然消失はしません。レントゲンで確認できた場合は、歯科医が位置と影響を評価します。

Q2:痛みがない場合は放置してもいいですか?

歯の萌出を妨げていない場合は経過観察も可能ですが、影響の有無を定期チェックすることが重要です。

Q3:抜歯は痛い?

麻酔下で行うため手術中の痛みは少なく、必要に応じて鎮痛管理も行います。

Q4:矯正治療は必ず必要?

過剰歯の影響で歯列不正が生じている場合に検討します。状況によっては不要な場合もあります。

まとめ

過剰歯は見逃されやすい異常のひとつですが、永久歯の萌出遅延や歯列不正の原因となることがあります。
特に子どもの成長期に発見できるかどうかで、その後の歯並びの安定性は大きく変わります。
「永久歯が生えてこない」「歯並びが気になる」
そんなときは過剰歯の存在を歯科医院で確認してみましょう。
伊皿子おおね歯科医院では、過剰歯の診断、治療方針の検討、萌出フォロー、矯正評価まで一貫してサポートいたします。
お子さまの歯の健康と未来の歯並びを守るためにも、早期発見が何より大切です。

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