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妊娠と歯の関係 ~早産リスクを防ぐために~
妊娠中はホルモンバランスの変化や食生活の影響により、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。特に歯周病は、炎症物質が血流に乗って全身に影響を及ぼし、早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があるといわれています。
そのため、妊娠中の歯科検診は非常に重要です。初期のうちに口腔内の状態を確認し、必要なケアを受けておくことで、母体と胎児の健康を守ることにつながります。
安定期(妊娠5〜7か月頃)は治療やクリーニングを受けやすい時期ですので、特におすすめです。
また、つわりや食事回数の変化により、口腔内が不衛生になりやすくなるため、毎日の歯磨きと定期的なチェックが大切です。
妊娠期こそ、口腔ケアを意識的に行いましょう。
2025年4月28日 カテゴリ:未分類
親知らずの炎症について知っておきたいこと ― 原因・治療法・抜歯の判断基準
ある日突然、奥歯のあたりがズキズキと痛み出し、口が開けづらい、食事がしにくい…そんな症状を経験したことはありませんか?その原因として多く見られるのが「親知らずの炎症」です。親知らずは、永久歯の中でも最後に生えてくる歯であり、さまざまなトラブルを引き起こしやすい部位でもあります。このコラムでは、親知らずの炎症が起こる理由や治療法、そして抜歯すべきかどうかの判断ポイントについて詳しく解説します。
親知らずとは?
親知らず(第三大臼歯)は、奥歯の一番後ろに生えてくる永久歯で、通常18歳〜25歳ごろに萌出します。「親に知られずに生えてくる歯」という由来からその名がつけられました。
しかし、現代人の顎は進化とともに小さくなってきており、すべての歯がきれいに並ぶスペースが不足していることが多く、親知らずが正しい方向に生えない「埋伏歯」や「斜めに生えている歯」が多く見られます。このような不正な生え方が、さまざまな炎症やトラブルの原因となります。
親知らずの炎症 ― 主な原因
親知らずのまわりで起きる炎症は、「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と呼ばれます。以下のような理由で発症することが多いです。
1. 歯ぐきの一部が親知らずを覆っている
親知らずが中途半端に顔を出している場合、その一部を歯ぐきがかぶっていることがあります。この部分に食べかすや細菌がたまりやすく、ブラッシングもしづらいため、炎症が起こりやすくなります。
2. 清掃不良
親知らずは口の一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくく、汚れが残りがちです。これが原因で細菌が増殖し、歯ぐきに腫れや膿がたまることがあります。
3. 歯並びや咬み合わせの異常
斜めに生えている親知らずが、隣の歯(第二大臼歯)に押し当たることで、歯と歯の間に汚れがたまり、虫歯や歯周病を引き起こすことがあります。
親知らずの炎症によって起こる症状
智歯周囲炎が起こると、以下のような症状がみられます。
• 奥歯のあたりの痛みや腫れ
• 口を開けづらい(開口障害)
• 飲み込むと喉の奥に痛みを感じる
• 発熱や倦怠感
• 頬やリンパの腫れ
炎症が進行すると、膿がたまり、顔が大きく腫れたり、全身症状が現れることもあるため、早期の対応が大切です。
基本的な治療法
親知らずの炎症が起きた場合、以下のような治療が行われます。
1. 抗生物質・消炎鎮痛剤の投与
細菌感染による炎症であるため、まずは抗生物質を処方して細菌の増殖を抑えます。同時に痛みや腫れを抑えるために消炎鎮痛剤を服用します。
2. 口腔内の清掃と消毒
膿が溜まっている場合は、洗浄・排膿を行います。また、歯ぐきのポケットの中の汚れを取り除き、感染源を除去します。
3. 経過観察と再発予防
炎症が落ち着いた段階で、再発予防のための処置を検討します。症状が繰り返される場合や、将来的に問題が予想される場合は、抜歯がすすめられることが多いです。
抜歯を検討すべきケースとは?
親知らずは必ずしも抜歯が必要というわけではありませんが、以下のようなケースでは抜歯が強くすすめられます。
● 繰り返し炎症を起こす場合
一度炎症が治まっても、親知らずの生え方が原因で再び炎症を起こすケースは少なくありません。その場合は、炎症の根本原因を除去するために抜歯が適しています。
● 親知らずが横向き・斜めに生えている場合
斜めや横向きに生えていると、歯並びに悪影響を与えたり、手前の歯を虫歯や歯周病にするリスクが高まります。歯列の健康を守るためにも、予防的な抜歯が勧められることがあります。
● 隣の歯が虫歯・歯周病になっている場合
親知らずが隣の歯と密着していると、その部分が清掃しづらくなり、虫歯や歯周病を引き起こすことがあります。手前の歯を守るために、親知らずの抜歯が必要です。
● 歯列矯正を行う場合
矯正治療を行う際、親知らずが歯の移動を妨げる原因になることがあります。この場合も、事前に抜歯することが多いです。
抜歯のタイミングと注意点
炎症が強く出ている最中は、抜歯を行わないことが一般的です。腫れや発熱があるときは、抜歯によるリスク(感染の拡大、出血など)が高まるため、まずは抗生物質などで炎症を抑える治療が優先されます。
炎症が収まった後、レントゲンやCTで親知らずの位置や周囲の骨・神経との関係を確認したうえで、安全に抜歯を行います。特に下の親知らずは、下顎管という神経の通り道に近いため、慎重な判断が必要です。
親知らずと上手に付き合うために
すべての親知らずが問題を起こすわけではありません。まっすぐ生えていて、噛み合わせにきちんと関与している場合は、抜歯の必要はないこともあります。ただし、そのようなケースでも、虫歯や歯周病のリスクが高い部位であるため、定期的なチェックと丁寧な清掃が欠かせません。
もし違和感や痛みがある場合は、我慢せずに早めに歯科を受診しましょう。炎症が軽いうちであれば、治療も比較的スムーズに進みます。親知らずの状態は人それぞれ異なるため、まずは専門的な診断を受けることが、将来的なトラブルを防ぐ第一歩です。
まとめ
親知らずは、現代人の口腔内において「厄介者」になりがちな存在です。特に生え方が不完全な場合や清掃が行き届かない場合には、炎症を引き起こしやすくなります。しかし、炎症が起きても慌てず、適切な治療と対応を受けることで、症状は改善し、再発も防ぐことが可能です。
抜歯についても、「とにかく抜く」のではなく、「必要な場合に、安全に抜く」ことが大切です。自分の親知らずが将来的に問題を起こす可能性があるかどうかを、歯科医院で一度しっかり診てもらうことをおすすめします。
2025年4月24日 カテゴリ:未分類
2021年5月6日の診療に関しまして
2021年5月6日は連休明けのため診療予定でしたが、昨今の新型コロナウイルスの影響を鑑み休診とさせていただきます。当院スタッフ一同、蔓延防止に誠心誠意努めさせていただきます。ご迷惑をおかけしてしまい大変恐縮ではございますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
2021年4月16日 カテゴリ:未分類
2020年5月7日(木)の診療に関しまして
2020年5月7日(木)は診療します。診療時間は土曜日と同じ時間帯(9:30~17:00)ですので、ご注意ください。どうぞよろしくお願いいたします。
2020年4月28日 カテゴリ:未分類
保育園で検診と歯みがき教室
白金高輪駅、泉岳寺駅より徒歩5分、
高輪一丁目バス停前の伊皿子おおね歯科医院の大祢です。
伊皿子は歯科医学発祥の地であり、誇りを持って歯科治療を行っております。
自分たちはもちろん、家族もこの医院で治療が受けたいと思う、安全でここちよい空間作り、
最新の治療技術を得るための努力を惜しみません。
歯周病、虫歯の治療、審美・美容歯科、予防歯科、小児歯科、
インプラント治療、妊婦・妊娠時の治療は安心して当院にお越しください。
先日、近隣の保育園にお邪魔しました。
ご縁があって、こちらの保育園の園医をしています。
今回はお子様たちの歯科検診をして、
その後はお話しをさせて頂きました。
歯についてや歯みがきの話などをして、楽しい時間を過ごしました。
子どもたちも一生懸命にこちらの話を聞いてくれました。
小さいうちから歯を大切にする習慣をつける事はとても重要です。
お口のついてのお困りごとがありましたら、いつでもご相談ください。
2019年12月2日 カテゴリ:未分類
港区お口の検診がスタートします
白金高輪駅、泉岳寺駅より徒歩5分、
高輪一丁目バス停前の伊皿子おおね歯科医院の大祢です。
伊皿子は歯科医学発祥の地であり、誇りを持って歯科治療を行っております。
自分たちはもちろん、家族もこの医院で治療が受けたいと思う、安全でここちよい空間作り、
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歯周病、虫歯の治療、審美・美容歯科、予防歯科、小児歯科、
インプラント治療、妊婦・妊娠時の治療は安心して当院にお越しください。
11月からは港区お口の検診がまたスタートします。
今回の期間は11月から来年1月末までです。
また、「口腔がん検診」も来年1月までとなります。
対象でまだ未受診の方は、
ご予約のうえ医院までお越しください。
2019年11月26日 カテゴリ:未分類
乳歯の反対咬合(受け口)について
下あごについている歯の一部、もしくは
下あごの歯全体が上あごの歯よりも前に出ている状態のことを
反対咬合と呼んでいますが、俗にしゃくれとも呼ばれています。
下あごが自由に動かせないことも多く、
前歯で物が噛めないなど、かみ合わせに問題がでることが多く見られます。
また、前歯が咬み合わないため、発音にも支障をきたします。
さらには、放置しておくと顎関節症になることもあります。
反対咬合は下アゴの骨(下顎骨)が前方にズレていることが原因です。
人間の成長発育期間の初めのうちに下アゴが前方にズレているのを治してしまうと、
その治った状態から更に発育が始まることになります。
もし何もしないで放置した場合には、
下アゴが前方にズレた状態ですべてが発育するので、
骨の形や顔の筋肉もそれに適応した形で発育してしまいます。
下アゴが前方にズレている期間が長い程、
よくない形と機能を持つことになります。
年齢が高くなる程、これらを治すには限界ができてくるのです。
お子様の反対咬合でお悩みの方は、
お早めに当院まで受診ください。
フッ素のはたらき
白金高輪駅、泉岳寺駅より徒歩5分、
高輪一丁目バス停前の伊皿子おおね歯科医院の大祢です。
伊皿子は歯科医学発祥の地であり、誇りを持って歯科治療を行っております。
自分たちはもちろん、家族にもこの医院で治療が受けたいと思う、
安全でここちよい空間づくり、
最新の治療技術を得るための努力を惜しみません。
歯周病、虫歯の治療、審美・美容歯科、予防歯科、小児歯科、
インプラント治療、妊婦・妊娠時の治療は安心して当院にお越しください。
今日はフッ素のお話しです。
フッ素には様々な働きがあります。
・ 歯質の強化 (むし歯になりにくくする)
・ 歯の修復作用(歯がツルツルになる)
・ 細菌の抑制 (口の中を酸性から防ぐ)
当院では、お子様のフッ素塗布や、フッ化物配合歯磨きの紹介もしています。
お気軽にスタッフまでお声がけ下さい。
2018年12月5日 カテゴリ:未分類
口腔衛生学会に参加しました
白金高輪駅、泉岳寺駅より徒歩5分、高輪一丁目バス停前の伊皿子おおね歯科医院の大祢です。
伊皿子は歯科医学発祥の地であり、誇りを持って歯科治療を行っております。
自分たちはもちろん、家族もこの医院で治療が受けたいと思う、安全でここちよい空間作り、
最新の治療技術を得るための努力を惜しみません。
歯周病、虫歯の治療、審美・美容歯科、予防歯科、小児歯科、
インプラント治療、妊婦・妊娠時の治療は安心して当院にお越しください。
先日学会で北海道に行ってきました。
口腔衛生学会という学会で、私が歯科医師会の活動で
だ液検査をやっているのですが、その発表をしてきました。
北海道はとても涼しく、
東京とは季節が全く違うのだと感じさせられました。
朝は魚市場に寄って来ました。
写真のお兄さんにかにとほっけを買わされました。
久し振りの出張でしたので
通常と違う時間を過ごしたことでリフレッシュいたしました!
2018年5月28日 カテゴリ:未分類